「ヒトデはクモよりなぜ強い」を読んでみた

  • 組織の構造をヒトデとクモに例えて説明している本。
  • 先日書いた、FICC荻野さんとFringe松島さんからの課題図書
  • 組織にヒエラルキーが存在しなかったとしたら、秩序が乱れて混乱がおきると思うかもしれないが、多くの分野では伝統的な意味での指導者をもたないけど、力強い集団が、業界や社会の従来のやり方をひっくり返している。
  • クモ型(中央集権型)の組織はわかりやすく、大企業や政府の官公庁のような組織。責任の所在や、意思決定を行う決まった場所などもはっきりしている組織。
    • 誰がクモという組織を運営しているのかと聞かれたら、頭と言えばいい。頭を切り落とされたら、クモは死ぬ。
  • ヒトデ型(権限分散型)の組織はもう少しわかりにくく、この種類の組織にははっきりした形で上に立つ人がおらず、ヒエラルキーも意思決定の物理的な場所も存在しない。
    • リーダーが登場しても、他の人に対してそれほど強いリーダーシップを発揮るするわけではなく、せいぜい自らの行動で実例を示して、他の人が後に続くのを期待する程度。
    • アパッチ族には他の部族における首長の存在の代わりに、ナンタンと呼ばれる精神的および文化的な指導者がいるが、ナンタンは行動で規範を示すだけで、他者に何かを強制する権限は持っていない。
    • 部族のメンバーはナンタンに従いたいから従うのであって、強制されたからではない。
    • そのため強制するという概念が理解しがたく、アパッチ族には「するべき」という言語が存在しないらしい。
  • そもそも、ヒトデの体もクモのように真ん中から突き出た足が何本もあるけど、ヒトでの重要な部分は体の中心に集中していないらしい。ヒトデには頭がないし、真ん中にある何かが命令をするわけでもない。主な機関はそれぞれの腕の部分に複製されて広がっており、ヒトデを半分に切り離すと、死ぬのではなく二つのヒトデになるらしい。
  • クモ型組織とヒトデ型組織と見分けるポイント
    1. 誰か1人、トップに責任者がいるか
    2. 本部があるか?
    3. 頭を殴ったら死ぬか?
    4. 明確な役割分担があるか?
    5. 組織の一部を破壊したら、その組織が傷つくか?
    6. 知識と権限が集中しているか、分散しているか?
    7. 組織には柔軟性があるか、それとも硬直しているか?
    8. 従業員や参加者の数がわかるか?
    9. 各グループは組織から資金を得ているか、それとも自分たちで調達しているか?
    10. 欠くグループは直接連絡をとるか、それとも仲介者を通すか?

この本を読んでいて、ハンターハンターの幻影旅団を思い出した。

原則として頭である団長に手足である団員が従って行動するが、生存の優先順位は団長ではなく旅団そのものであるとされている。そのため、団員は全員、死に直面しても動揺や混乱を見せず、旅団さえ存続できれば自分がどうなろうと二の次であると考えている。それは団長も例外ではない。団長のクロロは旅団の創立時に「頭(オレ)が死んでも誰かが跡を継げばいい」「場合によっては頭より手足の方が大事な時もあるだろう」と語っており、この当時からクロロは自分の命よりも旅団の存続を優先させる方針を掲げていた。
団員の死に他の団員が涙する場面もあり、仲間の結束は非常に強い。(団長のクロロやノブナガはウボォーギンの死に涙し、「暴れる」ことが好きだった彼への弔いとしてヨークシンを壊滅させた)。
団員同士での揉め事はコイントスで解決するなど、あらかじめ衝突を防止するためのルールが定められている。
団員は普段は自由に行動しており、団長のクロロからの指示によって集合し旅団としての活動を行う。

引用元:Wikipedia

ヒトデはクモよりなぜ強い
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株式会社スタンダード UXデザイナー。最近よく読む書籍の分野は戦略、統計学、組織論など。好きな漫画は3月のライオンとワールドトリガー。趣味は塩分摂取とアルコール。